「万年筆って書いた文字がにじむよね…」と、万年筆に対して良いイメージを持たれていない方も多いかと思います。
確かに、滲むものもある…でもそれは、インクと紙の相性の問題!(多分)
今回は、万年筆で書いている時にインクがにじんでしまう対処法をご紹介します。手軽に試せるものもあるので、参考にしてくださいね。
ちなみに、私は最近、万年筆のインクがにじまない紙の探求にハマっています。
万年筆でインクがにじむ時の対処法
顔料インクを使ってみる
にじんでしまうのは「染料インク」を使っているからかもしれません。「顔料インク」に変えてみましょう。
染料インクは、紙の内部に染み込む性質があるためにじみやすく、裏抜けしやすいです。一方、顔料インクは、紙に染み込まず表面ですぐに乾いてくれます。
しかし、顔料インクの取り扱いは難しく、水に溶けにくい性質があるため万年筆の洗浄が大変になることを注意しておきましょう。
紙を変えてみる
紙を変えてみましょう。
紙にも、万年筆の向き不向きがあります。
個人的には、「ほぼ日手帳」で使用されている「トモエリバー」はにじみませんが、裏抜けがすごすぎて、濃いめのインクで書いた次のページはひどかったです。サラサラして書きやすいんですけどね。
「神戸派計画」さんが出している「グラフィーロ」と、「マルマン」が出している「Mnemosyne(ニーモシネ)」は、にじみにくいような気がします!
両方とも安価なので、ぜひ試してみてくださいね!
グラフィーロは裏抜けもしづらく、おすすめです!
もっと裏抜けしちゃうやつは、たくさんあります。グラフィーロは比較的、裏抜けしない方!
ニーモシネの裏抜けもチェックしてみましょう。
このニーモシネは、裏側は書くスペースではないけれど、これもあまり裏抜けしていません!
万年筆を変えてみる(ペン先の太さを変える)
万年筆を変えてみましょう。
ペン先(ニブ)が太いものを使っていると、それだけインクも多く出てくることになります。細字の万年筆は、少しひっかかる感じも否めませんが、インクの出る量は減るのでにじみにくいかと思います。
自分の書き方を変えてみる
書くときのスピードを出してみる!(笑)
あんまり変わらないかもww
ゆっくり、丁寧に書いていると、インクもどばどば出てきて、にじんできます。
「とめ」「はらい」とか、文字を綺麗に書く上で意識すると綺麗に書ける部分などで、にじんでくることが多いので、スピードをあげることで回避できるんではないかと思います。
まとめ:どうしても万年筆がにじむならペンクリへ
- インクを顔料インクに変えてみる
- 紙を変えてみる
- 万年筆のペン先を変えてみる
- 書くスピードを意識してみる
以上のことを試してみても、どうしてもにじんでしまう…とお困りの方は、ペンクリニックに行ってみましょう。
ペンドクターに相談して、ペン先の太さを削ってもらうなどして、自分好みの万年筆に変身させましょう。
自分の経験からして、万年筆がにじんでしまうのは、インクか紙のせいが多い気がします。その2つを工夫することで、だいぶにじむストレスから解放されるはずです。
試してみてくださいね^^*