「万年筆ってよく良いって聞くけど、なにがそんなに良いの?」と疑問に思っている人はきっと多いはず!
私も興味を持ち始めた頃は、漠然と「万年筆っていいな〜」って思ってました。
本記事では、万年筆のメリット・デメリットについて赤裸々にご紹介します。
私、かなり正直者です。ダメなところはダメと述べていきますよ〜。
万年筆のメリットについて
万年筆を使うことで、どのようなメリットがあるのか、私なりに考えてみました。
オシャレな見た目
とにかく見た目がオシャレ。
激安なカクノやプレピーはともかく、他の万年筆(コクーンとか#3776とか)は見た目がかっこいいです。
そしてボディー(軸)だけではなく、何と言ってもペン先ですよね。
何時間でも見ていられる気がします。(何時間は言い過ぎかな。笑)
職場で万年筆を使っていた時も、周りの同僚から「わ〜万年筆だ〜」と声をかけられることもしばしばでした。(声をかけられたくない人は、こっそり使ってくださいね)
万年筆で文字を書くと温かみが出る
インクの濃淡が目に見えてくると、文字に温かみが出るため、柔らかい印象になりますね。お手紙を書く時などに万年筆を使用すると、ほっこりしますよ!
万年筆の多彩なインクを楽しめる
万年筆は、コンバーターを使用すると色々なインクを入れることができます。
各文具メーカーから様々なインクが発売されています。これね、マジで名前とか可愛いんですよ。
私はペリカンのグリーンと、パイロットの「色彩雫(いろしずく)シリーズ」しか持っていませんが、「竹炭」「松露」「冬柿」「天色」「紺碧」「竹林」「山葡萄」「月夜」が手元にあります。(今後増えていく予定)
あとはパイロットのカートリッジですねw
ほら、もうね、名前が「緑」「黄」「青」とか「スカイブルー」とかでもないんですよ。
名前に惹かれてついインクを買ってしまいますね…。
万年筆のデメリットについて
続いて、万年筆のデメリットについてお話しします。
包み隠さず思っていることをぶちまけます。
手入れが面倒臭い
本当にそれ〜。手入れが面倒臭いんです。
インクを入れ替える時には、分解して水洗いして、数日乾燥させて完全にインクを抜きます。
それから新しいインクを入れる作業にやっと移れるので、インクを変えるともなると、おおよそ3日前後はその万年筆を使えない期間が発生します。(私はまだカクノしか分解したことない)
とにかく、洗わないといけない手間があります。
ボールペンとかだと、替え芯を差し替えて終わりですよねww
でも、毎日使うことが万年筆にとって良いのです。
毎日使えば、インクが乾いてしまったり固まって詰まってしまったりなんてことは起こりにくいです。
…そうはいっても、何本も万年筆を持ってると、「今日はこの子だな」ってな具合で使わない万年筆も必ず出てくる〜。
しかも、時には「ペンクリニック」に行って無料調整してもらったり、修理に出したりしなくてはならないほど重症な子もいます。
(※ペンクリニックについては改めてご紹介します)
ということで、来週、東京池袋で開催されるペンクリニックに行きます!(笑)
うん、一人じゃそんな遠くに行けないので、もちろん大好きな夫を連れて行きます。
文房具に対する興味が皆無の夫ですが、いつもイベントに付いてきてくれる優しい人なのです。
あ…いつもの癖で夫への愛が溢れちゃってた…。
万年筆って高いよね…
プレピーやカクノは学生さんでも手の届きやすい値段ですけど、貧乏の私からしたら、もうコクーン(3,000円)すら高く感じます…。
まぁ、安くてもコスパ高い万年筆があるから、無理して高いのを買わなくても良いですけど、万年筆にハマっていくうちに徐々に金額の高いものに挑戦しちゃうんですよね〜。
私が持っている万年筆の中で一番高いものは、「ペリカン マーブルグリーン クラシックM200」っていうめっちゃ長い名前のやつです。
これはだいたい14,000円くらいしたかなー。でも、誕生日プレゼントとして母に10,000円出してもらったので、実費は安くて済みましたww
他にも、金額を気にしなければ、めっちゃ欲しいカッコいい万年筆ってたくさんあるのです〜。でも高くて買えません〜。
でもね、ぶっちゃけね、値段じゃないんですよね。
高い万年筆を買って、最初は高揚感を覚えましたが、使い心地がね。自分に合っていないと中々スタメンになることはないのです。
安くても高くても、自分にとって最高の書き心地を探しましょう。
まとめ:万年筆は面倒臭いけど、手がかかる子ほど可愛い
これだけ面倒臭い万年筆ですが、極論「手がかかる子ほど可愛い」ですね。
「あ〜、万年筆洗わなきゃ〜」とか思っても、分解して洗って乾かされている万年筆が、なんか可愛いんですよね。
まぁこればっかりは自己満の世界ですからね。
万年筆を使ってみたいけど、面倒臭いのはちょっと…と思っている方は、ぜひ安いプレピーとかカクノから使ってみてください。
(もし自分に万年筆は合わないな…と思っても諦めがつく値段ですからね)