万年筆

【ペンクリニック体験談】万年筆のペン先を無料で調整してくれます!

「ペンクリニックってどんなところ?」などペンクリニックについて知りたいと思っている方のために!(本当は、自分の興奮を抑えるために…

本記事では、ペンクリニックはどのような場所か・何をするのかなどを書いていきます!

私は2回目のペンクリニックでしたが、もうね、大満足でした!

ペンクリニックってなに?

どんなに洗っても、インクフローが悪く、書いた時に文字が掠れてしまう子もたまにいます。

そういう万年筆にあたったら、「ペンクリニック」に行ってみましょう。
ペンクリニック?!ペンの医者?!」って驚かれますよね?

その通り、万年筆のお医者さんです。

ペンクリニックの魅力

万年筆に精通しているペンドクター(かっこいい名前w)がいらっしゃって、どこかの文房具店などで時々開催しています。
ペンクリニックでは、大抵1〜2本の万年筆を無料で調整してくださいます。(本数に関しては、その時のペンクリによって違うので確認が必要です。)

無料ですよ?!もう行くしかありません。しかも、文房具店でおこなうので、ついでに文房具を見れるっていう天国的なイベントです。
まあ交通費がかかるわけですから、ペンクリニック自体は無料というお話ですが。お金のない私は今回で2回目でした。(笑)

しかも私が住んでいる埼玉県ではあまりペンクリニックは開催されず、一番近くても東京なのです〜。

ペンクリニック情報は、ペンドクターが所属する会社の公式HPなどにも掲載されています。
また、ペンドクターがInstagramのアカウントを持ってたりすると、自分のアカウントでペンクリニック情報を流してくれたりしますよ!

私は大抵、Instagramの「#ペンクリニック」のタグをフォローしてるので、そこから情報を得ています。

多少の待ち時間は発生します

あと、人間の医療機関もそうですが、ペンクリニックも多少待ち時間があります。私は今回、「池袋東武百貨店 伊東屋」で開催されたペンクリニックに行きました。

東武百貨店が10時開店で、伊東屋に着いたのが10時10分頃…。
その時点ですでに私は「17番」でした〜。

ですが、そこからはだいたい1時間10分くらいの待ち時間でしたね!人間の医者ほどは待ちません!(笑)

待ってる間は、近くのカフェにいてもいいし、店内ウロウロしててもいいし、とにかくその場で待たなくても大丈夫です!

1時間くらい抜けて、戻ってきたら案内人に「○番なんですが、まだですか?」と確認すればOK!もし呼ばれちゃってたら、次あたりに入れてくれるのでご安心を!

ペンクリニックの利用方法

会場に着いたら、案内の人から上のような紙をもらって記入します!半券が渡されたら、自分の番まで自由時間です!(用紙の書式は会場ごとに若干違います)

ペンクリニックを開催する文房具店に着いて、人が群がっているところがペンクリニックの会場になります!(笑)
結構30人前後のお客さんが群がってるので分かりやすいかと。

自分の番が回ってきたら、案内の人が「○番の方、次です〜」とか何とか声かけてくれます。そしたら、その付近に立って待機(次の人が座る椅子が準備されている場合もあり)

 

そしてペンクリニックを利用するタイミングですが、「万年筆の書き味が自分に合っていなければ行く」という感じで良いのです!
万年筆で文字を書いていて、引っかかるな・掠れるな・インクの出が悪いなとか何でもいいのですが、何かしら感じたらペンクリニックで診てもらいましょう!

もし、お使いの万年筆に調子の悪いところがなくても、ペンドクターに見せると、より一層書き心地が良くなりますよ!
そして、その技術がすごいんですよ!その場で、ペン先に器具をぐさっと差し込んで、ちょちょいって直しちゃうのですから!

ペンドクターとはどんな会話をする?

「ペンドクターとどんな話をすればいいの?」と不安に思っている人もいるかも!

私は、ペンドクター「宍倉潔子さん」のペンクリニックしか行ったことがありませんが、宍倉さんは本当にお話ししやすい方です。

少々早口ですが、たくさんの万年筆溺愛者が順番待ちしているため仕方ありません!(笑)
いつも笑顔で万年筆のお話を聞いてくれます!

この万年筆がちょっと…どうも…自分的に書きにくくて…。

みたいに、しどろもどろにしか話せなくても、

あ〜…(ペン先を専用拡大レンズで見る)、ホントですね〜、この子はきっと最初からペン先が歪んじゃってるんですね〜

のように、しっかりと受け止めてくれます!
(厳密に言うと一番最初の会話は、宍倉さんが点鼻薬を使ってらしたので、私から「花粉症ですか?」と聞いたら、宍倉さんは笑顔で「鼻炎持ちなんです〜」とお答えしてくれました!)

そこから、ちょちょいって直してくれて、

これで書いてもらってもいいですか?気になるところがあれば直しますよ
…(書き書き)。いや、なにこれ!すごく書きやすくなりました!ありがとうございます!

のような会話でした。私も初めてのペンクリンックは緊張していて、しかも自分の番は3分くらいだったのであまり覚えていませんでしたが。

今回は15〜20分くらいお話できました!(初回は1本で、今回は2本だったのもあるけど)

途中で雑談も交えつつ、

(私のスヌーピー柄のがま口筆箱を見て)あっ、スヌーピーじゃないですか〜、私もスヌーピー大好きなんですよ!可愛いですよね、癒されます〜、しかもがま口だし、中までスヌーピー!今までに見たことがないやつです!

と、お互いに笑顔になれる環境づくりもしてくださっています!

最後は、私が万年筆を洗浄した時に、ステンレスが変色しちゃった部分をどうしたら落とせるのか聞いたら、その場でゴシゴシと擦ってくれて変色した部分は元どおり!

まさに、神様でした^^

1度行ったら絶対ハマる、ペンクリニックの魅力は3つ

今回買うはずではなかったですが、見てたら欲しくてお持ち帰りした子たちです!

 

  1. びっくりする程に、調子の悪かった万年筆が書きやすくなる!
  2. ペンドクターとの会話が楽しい!
  3. 大抵は文房具店でペンクリニックが開催されるため、他の文房具や万年筆・インクも見れて、そこは天国!

もうね、一緒に付いてきてくれた夫に、「楽しかった〜」と連発していました。(ペンクリニック中は、夫は隣のスタバにいました)

それほど楽しいイベントです。万年筆を使い始めたら、絶対楽しいし得しかないのでぜひペンクリニックに行くことをおすすめします!